2004年11月19日

電車さんとえるめすさん


深夜、がーっと読んでしまった。
普通の恋愛小説は勝てないと思った。
ログに残されたライブ感は、その同時間をすごしていなくとも、
それを追うことで少し体感することができる。
その時を追う感覚と、
恋愛を成就させるためのみに向かっていく勢いがいいのだと思う。


話は若干変わるが、
「ラブストーリー」(原題「クラシック」)という映画を見たひとの感想で、
「初恋の気持ちを思い出す」という言葉を聞いた。
映画じたい、ヒットしたものであるが、
忘れてしまったような気持ちを思い出させる効果が、
電車男の物語のなかに入っていると思う。

それにプラスして、
経験も資質も好かれるような容姿もなにもなくて、
誰にとっても恋愛の対象ではない、と自覚しつつあるひとへ、
不可能さえも打開できるという自信をもたせることも大きい。

ゆえに、恋愛経験のあるひとにとっても、
これから恋愛に向けてがんばろうというひとにとっても、
なにかを与えることが出来るものになっているのだ。

序盤の「電話をするかしないか」で悩む時間、
電話をしたあと、さらに動揺していく過程、
そして電車男が事実上初めてのデートに漕ぎ付けるまで。
その間の感情のゆらぎを参加者たちは煽りつつ支持していく。

事の成り行きを見守りながらも、
いつの間にか傍観者たちを驚愕させるほどに電車男は成長していくのだ。

そこはゴールではないけれど、
多くのひとに見守り続けられた電車さんの恋愛は成就した。
そのライブ感覚を日々保ち続けていた人々は彼とともに喜びを分かち合うのだ。

面と向かわないからこそ言いたいことが言えるかもしれないけれど、
(現実に面と向かえる)仲の良い友達よりも情報を駆使して教えてくれる仲間。
ネット越しに多くのひとが支えていたことも、
この物語のライブ感の要因なのである。

傍にいるだけが仲間ではなくて、
傍にいなくても、言葉だけで何かを支えあっていける、
これからはそんなことも認められていいのだと思う。

posted by かてりな at 09:00| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
かてりなさん、トラバありがとうです。
お互いに使いこなせるようになりましたね、トラバ、素晴らしいことです。

それにしても交換殺人はどうなったんだろうなあ・・・・
Posted by noyuki at 2004年11月20日 21:27
いえいえこちらこそです〜。
まったく交換殺人はどうなったのでしょうねえ。
Posted by かてりな at 2004年11月22日 05:41
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