2004年11月25日

野性時代12月号「ふたりのルール」を読む

この雑誌を探していた。
ところがなかなかみつからない。
数日前、すでに発売日を過ぎていたにもかかわらず、
その書店に積んであった野性時代は11月号。
なぜ前月号がそのままにされて、新刊がならんでいないのか?
書店の怠慢と、新刊の多さを想像してくらくらした。
しかし誰も責める気になれない。
翌々日、立ち寄った田舎の本屋(といってもかなり広い大きな)で見つけた。


わたしはこの短編を読んで、変に気持ちをかき回される気がした。
待つ女が、あまりにも出来すぎていると思う。
待たせる男が、あまりにも浮かれすぎている。
しかしそれは、ルールを持つゆえのものかもしれない。
ここで1線をひいたから割り切ろうとする気持ちゆえかもしれない。

待つ女として最大限の努力をしてしまうことと、
それをさせてしまうこと、
そのどちらも、心の中に収まりきらないというか、
なにかくすぶって仕方がない。
クリスマスイブという特別なできごとというより、
ふたりが決めているルールの中で、最大限のことをしている日常に思える。
それがあまりにも真面目というか、真摯すぎるので、
ただの恋愛と思えなくなってしまうのである。

でもきっと、月日が経って、ルールも固定していたら、
そんなふうに真面目になれるのかもしれない。
愛人関係は奥が深くて、とてもすべてをしることができない気がした。
posted by かてりな at 10:04| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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