2005年06月17日

ある1年

中学生だったころ。


「わたし、○○ちゃんって嫌いなんだよねー」
という告白をよくされた。
そういうことを言われたあと、
なぜか○○ちゃんとその子が仲良くしているのである。
そういう友達関係の不透明さが気に入らなかった。
嫌いだなんて言ってくれなくていいのに。

クラス替えをして、仲良しだった子と離れてしまっても、
遊んでくれる友達はいたけれど、
妙に心に空洞ができた。
家でもいろいろあったので、
わたしの魔の時期は中学3年生ころ。

でも、学生証の写真はいちばん気に入っていた。
ダイエットを考え始めたし、
運動は苦手だったのに、運動部に転部した。
好きな漫画のキャラクターを描いてカレンダー作ったり、
好きなギタリストのポスターを描いてみたり。
好きな漫画家を訪ねていったり、
変な小説を書いて友達に回覧したり。
妙に爆発していた。

もう二度とあのころをやりたいとは思わないけれど、
とても懐かしい時期。
浮世離れした担任の先生は、
いつも、まるで母のようにわたしを心配して、
はげましてくれていた。
足がおどろくほど細いその先生は、
数学大好き少女がそのまま年を取ったという感じで、
ルービックキューブを数式で解明していた。
その先生の授業はおもしろかったけれど、
数学がわからないわたしは、その先生の授業がわからなかった。
だからテストでもまるで点数がとれなかった。

大好きな先生のテストほど、
点数はとれないのである。

国語は得意だったのに、
そのころ突然なにもかもができなくなった。
学校の成績はいちばん悪かった。

それでもその1年だけは、
普通の1年ではなかった。
いまのわたしの原点がすべて凝縮されている、
悲しさも苦しさもたくさんつまった1年。
posted by かてりな at 09:33| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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